簡単なジオラマの作り方
当店で行われている作業で、基本となる工法を紹介してみます。
まず土台となる部分(主に発泡スチロールを使用)に、「ジェッソ」という下塗り材を塗ります。この後アクリル絵具を塗っていくのですが、このジェッソを塗っていないと、絵具をはじいてしまいます。
絵具が乾いたら、「パウダー」と呼ばれる材料を使って「草」を植えていきます。植えると言っても、木工ボンドに水を加えた「ボンド水」を塗り、乾く前にパウダーを「ふりかけて」いきます。数種類のパウダーを使用する場合、「暗めの色」から順番に「明るい色」へとかけていきます。
ちなみに「草の表現」で使用する材料は様々な素材があり、状況によって使用するボンド等も違ってきます。
土台が完成したら、ストラクチャーを置いていきます。自身が思い描いているストラクチャーを用意し、好みの場所に置いてみましょう。
日数が経ち、飽きてきたら、ストラクチャーの位置を変えたり、ストラクチャーを別の物に替えたりするのもいいでしょう。
ストラクチャーは、鉄道模型の物を使用する場合、サイズの規格があるので、こちらを確認します。
Nサイズ(1/150)・ HOサイズ(1/87)*日本の場合1/80
どうしても希望の物が無い場合は自作することもあります。
既製品を改造すると、時間の短縮になります。
ストラクチャーにも組立式があり、紙製やプラスチック製、金属製品(エッチングパーツ)など素材も様々です。塗装済みではめ込むだけ(接着剤不要)や、プラモデルのように部品を切り離し、折り曲げたり、ボンドを使って組み立てる物もあります。
写真は「さんけい」の紙製品。木工ボンド等で接着していきます。
No tags for this post.